【アラフィフバツイチ女性】メガネ、エンジニア。ハイスペックな彼はドストライクだがライバルも最強。

ネット婚活の大海原で迷走した航海記録 32



アラフィフバツイチ女性 編


ボクが九州、妻が東京でネット婚活を通じて結婚に至りました。

ネット婚活では妻もボクと出会うまでは、いろんな体験をしたようです。

もしかしたら、この経験もこれから婚活を始める人に役立つのではないかということで、記事に起こしてみることになりました。

アラフィフバツイチ女性編は東京を舞台にした妻の体験記です。

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おいちゃん。メガネさんだし、エンジニアだし。

今回の体験談の「おいちゃん」はメガネをかけていました。

現在のオットちゃんもメガネをかけています。

実は私は、メガネフェチ。

ということでタイプであるエンジニアの彼とはやや濃い関わりになります。

 

本命の合コン

・2VS2で申し込まれました。
・45才未婚エンジニア・年収900万円・180センチ
・アバターはメガネ顔
・メンバーは30代
・新宿

プロフィールの文面も普通でしたし、なによりもスペックが魅力的じゃなですか。

・メガネ・180センチ・エンジニア

エンジニアってひびきがすでにカッコいいじゃあないですか。

その時は何組かの合コンが控えていましたが、この合コンが本命でした。

えみちゃん25才「うふ。楽しみですね。」

ということで、今回も同じお店に入店していた同業他社の美容部員、えみちゃんと参加することにしました。

えみちゃんとは一回り以上年齢は違いましたがとても気が合いました。

そういえば、えみちゃんと参加した合コンで痛い目にあったこともありました。

当日は金曜日。

今回は駅前の雑居ビルの8Fの大手居酒屋チェーン店でした。

オシャレして行く雰囲気ではありませんが、なんせ本命の合コンですから気合いは入ります。

 

ドストライクの予感

いらっしゃっせ~!!!

気合いの入った居酒屋の店員さんたちです。

あつこん「○○(合コンの会社名)のあつこんです。」

お相手の一人は来ているとのことで案内されます。

メガネではない青年が座っていました。

狭い席に座ります。

エンジニアの彼は仕事で少し遅れるとのことでした。

あつこん「遅れちゃう感じもなんかエンジニアっぽくてステキ。」

どうやらこの青年はエンジニアの彼の仕事の関係で知り合ったそうで、鉄道関係の出版社に勤務してるとのこと。

人の良さそうな可もなく不可もなくな青年でした。

暫し雑談が続きます。

今回の合コンは料理付きプランでしたから、料理を運んでもらいお酒も飲み始めました。

30分くらいたった頃に青年にメールが届きます。

駅に着いたそうです

いよいよです。

ドキドキしますね、なんせメガネ180センチのエンジニアですからっ。

そもそもメガネ180センチの時点でドストライクな予感・・・。

おいちゃん「どうも遅くなりました。おいちゃんです。」

これこそドです。

思っていたメガネではありませんでしたが、こういう雰囲気もありです。

メンバーがそろい、本格的に合コンのスタートです。

エンジニアの彼、おいちゃんの呼び名の由来はおって説明したいと思います。

 

ドドストライク

重そうな肩掛けのバックに仕事量が見えて、私には魅力的に見えます。

そもそも、エンジニアとは、工学的な専門的知識を利用して様々なサービスや機械製品、システムなど生産が必要な産業に対して全てに必要とされる職業です。

工学的な知識のみだけでなく物理学や数学など理数系の専門的知識も有している必要がありますので、かなり理系の方向けの職業とも言えますね。

日本において、エンジニアへと精通する資格は数百種類も存在します。

それだけ、専門分野も幅広く仕事が豊富にあります。

おいちゃんがその時手がけているのは駅前開発だか街作りだか何かだと言っていました。

酔っ払っていたのでしょう、おいちゃんの言っている意味もよく分かりませんでしたが、なんだかすごく壮大なプロジェクトのようで羨望のまなざしで見つめてしまいます。

そしてなんと。

出てきたんですよ、名刺が。再婚活でほとんど出てこなかった名刺。

秋葉さんに続きおいちゃんが2人目です。

当時(20数年前)の合コンの必須アイテムは名刺でした。

特に男性から出てくる名刺にドキドキしたものです・・・。

その名刺には、港区青山にある設計事務所とあります。

さらに肩書きが一級建築士・技術士とあるではないですかっ!!

あつこん「い、いっきゅうけんちくし!!」

おいちゃん「うん、そうだよ。」

とさらっというではないですか。

おいちゃん「でもまあ、そっちよりも技術士の方がすごいんだけどね。」

というではないですかっ。

その言い方もまったく偉ぶっておらず、普通な物言いでそれもまた好感をもちます。

技術士とは、技術士法に基づく国家試験に合格し、登録した人に与えられる称号です。

高度な専門知識と経験を持つと認定された証しとなります。

機械、建設、化学、農業など21の技術部門に分かれ、約6万人が資格を取っているといわれております。

1割強がコンサルティング・エンジニアとして自営し、4割がコンサルタント会社に勤務して主として公共事業に従事し、残りが企業のエンジニアとして働いているらしい。

決してイケメンではないおいちゃんですが、スーツもコートもイイモノのようですし、物静かでおっとりしてるように見えて、実はちゃんと話題も提供してくれているし。

会話のキャッチボールも出来るし、お酒も好きなようでしたし、強いようだし。

何よりも、勉強をして難易度の高い資格をお持ちというのも尊敬してしまいます。

決定です、◎。

久しぶりの二重丸出ました。

 

素朴な疑問

ここまでのおひとがなぜ未だに未婚なのか?ふっと頭をよぎります。

・180センチ(高身長)
・一級建築士
・技術士(一級建築士よりも高難度らしい)
・温厚な人柄(のように見える)

私的には彼のスペック、大好物です。

目に見える学びを持っている人=資格で仕事している、あと教授とか教師なども大好物です(中学・高校時代は先生にキャーキャー言ってました)

あつこん「あぶないあぶない。冷静になろう。」

えみちゃん25才「そうですよ、あつこんさん。慎重になってくださいね♪今日は1次会で帰りましょうね。」

今日は何が何でも1次会でさらっと帰る、とえみちゃんと打ち合わせ済みでした。

この頃になると、合コンで痛い目にも遭っていましたしただのエロおやじにも遭遇していました。

特に盛り上がったワケでもなかったのですが、しっとり?落ち着いて?4人でお話しながら心地よい時間を過ごせました。

合コンのプランは2時間で、あっという間にお開きの時間です。

料理付きのプランの合コンですでに支払いは済んでおり、そのままお店を後にします。

帰る方向がみんな違ったので、お店の前で解散となりそうです。

おいちゃんと私も違いましたが、歩きだす方向は同じな雰囲気です。

えみちゃんと人の良さそうな青年(おいちゃんと一緒にきていた彼です)と別れ、おいちゃんと歩き出します。

 

駅までの帰り道

おいちゃんはドドストライク。

好きなタイプすぎると緊張して話せなくなってしまうことが多かったのですが不思議なことにおいちゃんとは普通に話すことができました。

おいちゃんは酔っ払っているということもあり、話し方もだいぶ砕けてきています。

おいちゃん「ほんとにもう帰るの?もう一軒いくでしょ?」

やったぜ

あつこん「明日仕事だから今日は帰りますよ。」

本当は休みです。

たくさんの合コンを経験してやはり最初は1次会でさらっと帰った方がいいと思うようになっていました。

「ほんとに?残念だなあ」とおいちゃん。

「じゃあ電話番号教えて」

「090ー○○○○・・・・・です~」

「じゃあ、これが僕の番号ね」といって、すぐに電話をかけてきます。

あつこん「手際よすぎなんですけど・・・。」

慣れている。

でも彼くらいのスペックならそれは当たり前の事、逆に何とも思いませんでした。

駅に向かって歩き続けます。

「ところでおいちゃんは何線で帰るんですか?」

「あっちだよ」と反対方向を指さします。

「えっ?」

おいちゃん「一応ね、送ってるつもりだよ。」

な、なんと!!!!

野暮ったいなんて言ってごめんよ・・・。

バキューンですな。胸撃たれしまいました。

◎◎

久しぶりにダブル二重丸でました。

 

おいちゃん。ワインはぐびぐび飲むものではありません。

初のトリプル達成

電車の中でおいちゃんのことを考えていました。

「送っていくよ」と言わずにしらーっと駅まで一緒に歩いてくれたおいちゃん。

平静を装っていましたが胸バキューンです。

そして2軒目を誘ってくるおいちゃんにはっきりと断らずにいると、

おいちゃん「ね、軽く飲みに行こうよ。」

とさらに押されたので

あつこん「明日仕事だから・・・。」

と断ると、「残念だなー」とスッと引いてくれたのもよろしいんじゃないでしょうか。

駅へと続く地下の入口の前で、

おいちゃん「じゃ、ここまでで大丈夫かな。またね。」

と初対面のに人に送られるには丁度良いくらいの別れ際です。

私は見送らなかったし、振り返りませんでした。

きっとおいちゃんもそうに違いありません。

これまでの展開、すべてにおいて、良い塩梅だったんですよ。

◎◎◎

トリプル二重丸達成ということで、今後の展開が楽しみになってきていました。

 

自分勝手に”運命”

最初の合コンは12月の中旬でした。

おいちゃんとの記憶は細かく覚えていることが多めです。

次のデートの話はすぐに出で、次に会ったのは12月27日でした。

年末は私もおいちゃんも仕事がハードで、なかなか予定が合いませんでした。クリスマスもありましたが、それについてのやり取りは覚えておらず…。

切ない想いがあれば、きっと覚えているので単に仕事だったのかと思います。

そんな中、自分勝手に運命的なものを感じてしまった事がありました。

当時、何冊か続けて買った作家さんがいました。

白石一文さんです。

私という運命について (角川文庫)

本屋さんでなんの予備知識もないまま、なんとなく手に取った文庫でした。

リアルな女性を描く作品が多くて、感情移入も半端なく、夢中になって読んでいました。

その白石さんとおいちゃんの誕生日が同じだったんですよ。

びっくりしました。

あつこん「ねえねえ、おいちゃん、今読んでる作家と誕生日おなじなんだよねーもうびっくり~」

おいちゃん「へー」

軽く受け流されてしまいましたが、私は大興奮です。

あつこん「ふと選んだ本が面白く、その作家さんとおいちゃんの誕生日が同じなんて・・・これは運命に違いない!!」

 

初デートは初めてづくし

12月27日です。

当日はおいちゃんは仕事後、私は2連休でした。

おいちゃんは仕事納めで翌日からお正月休み、実家の熊本に帰るとのことでした。

待ち合わせ場所は、目黒でした。

あつこん「め、目黒ですと!!」

当時私は都下在住でしたから、目黒待ち合わせなんてものは初めてです。

人間、初めての経験をさせてくれる人にはバキューン率高めというのが持論です。

「目黒のオイスタバーでもいい?」

(お、オイスターバーですと!!)

そもそも魚介類は嫌いだったので、もちろんこちらも初めての経験です。

オイスターバーという響きに魅せられ、つい首を縦に振ってしまいました。

駅改札前です。

会うのは2回目なので、探せるかやや不安でした。

おいちゃんは少し遅れそうとメールをくれていました。

電車が到着するたびに確認します。

人混みの中に背の高いメガネがいました。

一瞬目があったように見えましたが、その人はそのまま歩いて行ってしまいます。

(違ったのね・・・)

と思ったら、その人がまた振り返ってこちらを見ます。

やっぱり?そうなの?

と走り寄って声をかけると

「そうだよ」

といってにっと笑うじゃないですか。

なに、なに、なに、この感じ。

とても不思議な再会となりました。

でも心躍りっぱなしでした。

 

白を2本持ち込みオイスターバーへ

おいちゃん「お酒持ち込みOKなんだ、酒屋でワインでも買って行こうか。」

(わ、ワインを持ち込むのかっ。都内のお店は自由なのね。)

立ち寄った酒屋さんには種類も数も色々とありすぎて何が何だかわかりませんでした。

当時の私はワインと言えば赤でした。

赤にピザなんて大好物。

「オイスターには白でしょ」

確かに魚介には白のはずだ。

「飲めるんでしょ?」とおいちゃんは白を2本買っていました。

こういう場合、お代はどうするのか。

とりあえず、おいちゃんにお財布を出させたので「おいくらですか?」とお伺いします。

おいちゃん「あ、いいよ安いワインだし」

(いやいやいや、安くはないでしょ・・・2本で7000円くらいでしたけど・・・)

(やはり都内の一級建築士ともなるとすごいのね・・・)

 

なんでそんなにグロいの

予約してるというオイスターバーはとても賑やかな半地下のお店。

ほぼ満席のように見えました。

各テーブルに七輪のようなものがあり、網がのっています。座っていると、10コ近くの牡蠣のカゴを持った店員がやってきました。

手慣れたおいちゃんはそれを受け取り、焼き始めます。

「これはつきだしだよ」

(げげ、すごいつきだしなのね)それにしても牡蠣とは一体なんなのでしょうか。

見かけ石だし。

実は牡蠣は食べたことがない・・・・

牡蠣は食べず嫌いでした。

おいちゃん「そうなの?美味しいよ、とりあえず食べてみなよ、白と良く合うよ。」

牡蠣の殻の割方も知らず、おいちゃんに割って貰います。

なんてグロテスク・・・仕方なくすすってみます。

あつこ「あれ、美味しいー」

と口では言うものの

あれ、思ったよりも・・・まあ、食べれなくもないかな・・・。

内心はこんな感じでした。

おいちゃんは牡蠣以外にも貝を注文してくれました。

ムール貝のバター焼きだったかな、それは食べやすかったです。

 

ワインはグビグビ飲むものではありません

酒屋で買ったワインはとても美味しくて、グビグビすすみます。

酔ってくるとあら不思議。

牡蠣が美味しくなってきましたぞ。

(目黒・ワイン・魚介というのもなんだかオシャレやん)

私はそれにも酔っていました。

穏やかで落ち着きのあるおいちゃんとの会話はとても心地良く、とても話しやすく。

酒飲みという共通点もあり。

やはり◎◎◎は間違いないように思っていました。

ワインを2本飲みきり、お腹も一杯です。

「そろそろ出ようか」おいちゃんのお会計を待ちます。ワインを持ち込んだとは言え、結構食べていますよ。

「おいくらでしょうか?」

おいちゃん「いいよいいよ~」

なんていうことでしょう。

なんて男前なんでしょうか。

エロおやじに慣れてしまっていたので、ちょっとびっくり、そして、ご馳走して頂けるというのはやはり嬉しく思ってしまいました。

9時半くらいでした。

おいちゃん「カラオケに行こうか?」

思いもしなかった提案です。

カラオケは随分と行ってはいないものの、嫌いではありません。

あつこん「行こう行こう。」

おいちゃん「じゃ、新宿ね。」

とタクシーに手を上げます。

カラオケの為に新宿へ行くのか・・それも、タクシー移動!

初めての事ばかりでテンションが上がりっぱなしです。

 

おいちゃん。オトナの仲間入り。

おいちゃんがなぜ私を選んでくれなかったのか。

回顧しながら考えていました。

いくつかあると思うのですが、ひとつは数年後再会した時に分かりました。

バツイチ婚活をしたお相手の中で今でも連絡を取ろうと思えば取れるのはおいちゃんだけです。

そうしてくれたのはおいちゃん本人ですが、当時はそのことに腹を立てていたものです。

 

終電まで

二人ともグビグビ、ぐびぐび白ワインを飲んでいたので、結構酔っ払っています。

駅前の7・8階建ての大きなカラオケ店の前でタクシーを止めます。

「ここね」

慣れた感じで受付を済ませます。

「とりあえず2時間で」

それは終電にも間に合う時間でした。

 

記憶にございません

さあ、いよいよカラオケです。

「何飲む?」

「うーん、何にしようかなーすっきりするのがいいなあ。」

「じゃ、モヒートにしようかね。」

(も、モヒートとな!聞いたことはある・・・)

とてもすっきして美味しいカクテルなんですね、モヒート飲んでもうベロベロになってしまいました。

おいちゃんもベロベロで歌っていたのは、GLAYのロックな唄(確か”誘惑”)とかXJapanのロックな唄(”紅”のはず)など、到底普段のおいちゃんからは想像できないものでした。

そして、やや歌い方も特徴的で。

いや、上手いんですよ。

音程もしっかり合ってるし。

でもとにかく、特徴のある歌い方で忘れられません。

私も何曲が歌った記憶はありますが、何を歌ったのかは全く覚えていません。

モヒート2杯目の途中でダウンしたような。

同じくダウン寸前のおいちゃん、一人歌い続けていたような。

途中、おいちゃんから腕を引き寄せられたような。

 

早朝の新宿

静寂のボックスの中で目覚めました。

二人とも寝てしまっていたようです。

朝の5時前でした。

おいちゃん「出ようか」

カラオケ店を出ます。

早朝の新宿です。

まだ頭がフラフラしています、酔っ払いです。

おいちゃん「家くる?」

あつこん「うん」

迷わず返事していました。

っておいちゃん、早朝ですけど?

 

完璧な男

とても寒い年末の朝です。

乗客はほとんどいませんでしたが、早朝の電車では完全に浮いている酔っ払いの中年の男女です。

電車を降りて、タクシーで家まで行くようでした。

おいちゃんの家はスカイツリーの近くでした。

大通りから一本入っただけの、地下鉄の最寄り駅まで3分の好立地のマンションでした。

部屋は2LDKで一人にしては広い部屋でした。

おいちゃん「一緒に住もうとしていた人がいたんだよね。」

そうでしょうよ。

おいちゃん程のおひとならそうでしょうよ。

そのことが逆に私を安心させました。

家も一応は整理整頓してあるようだし、少しは家で自炊しているようなキッチンも。

(よかった、普通の生活をしている人だ)

私には完璧な男でした。

そういえば、今日から実家に帰省すると言っていたよなあ。

おいちゃん「4時くらいの便だからまだ大丈夫だよ。」

 

信じられない

「お風呂入る?」

とおいちゃんはお風呂の準備をしてくれます。

浴室も洗面所も一応整理整頓はしているようでした。

洗面所も一応チェック、不審に思うモノは見当たりませんし、キッチンの調味料も醤油くらいで不審なものはありませんでした。

おいちゃんは帰省の準備を始めます。

私はおいちゃんを見ていました。

モソモソもそもそ、大きなおいちゃんの動作はおっとりしていてちょっと可愛らしく思いました。

おいちゃん「一緒に出ようか。」

2時過ぎにマンションを出ました。

地下鉄は年末の愉しい気で充満しています。

そんな中においちゃんと私は少し窮屈に座席に座っています。

おいちゃん「あっちに着いたら連絡するよ。」

なんだか、恋人に言うようなことを言うおいちゃん。

とても不思議な気持ちでいました。

まだ2回しか会ってない男と、年末の混雑する地下鉄に乗っているなんて。

 

曖昧な関係

おいちゃんのマンションから帰ってきた翌日からは仕事です。

美容部員でしたので年末年始も関係ありません。

あれから、おいちゃんから連絡は毎日ありました。

他愛のない世間話がこの上なく嬉しかったことを覚えています。

おいちゃん「3日に帰るけど、4日に会える?そっちに行ってもいい?」

(な、なんと!!家にくるとな?!)

おいちゃん「夜の7時頃になるけど泊まってもいいかな。」

4日は休みで5日は出勤。

そのことを伝えると、別に構わないよ、と。

夜来るとなると、ご飯を作らねば。

どんなものが食べたいのか。

さすがにおいちゃんの好きな魚貝の料理は自信がありませんでした。

おいちゃん「連日飲んでいるから、あまり脂っこいのは厳しいかな。」

和食を数品作ることにします。

いつもは発泡酒ですがビールに、ワインはいつもよりも少し高めの赤と白を用意しました。

えみちゃん25才「ホントに?おいちゃんさんが家にくるんですか?楽しみですね。」

確かに楽しみ・・・ではあるんだけど・・・あれから毎日連絡もくるし・・・。

でもまだ決定的ではなくて、すべてが曖昧。

このままの感じだと・・・付き合うことになるのかな・・・と、漠然と思っていました。

 

トントン拍子・・ではありません

当日です。

「○時○分に到着予定だよ」おいちゃんからメールです。

最寄り駅まで迎えに行きます。

約1週間ぶりです。

少しの緊張感とともに改札で待ちます。

背の高いおいちゃんはすぐ見つけることが出来ました。

手を振っていいものかどうか悩み、目が合ったように思ったので振らずに待ちました。

ネットで知り合った人と、2回目に会った時にそのオトコの家に行き、3回目は私の家にやってくるオトコ。

なんかトントン拍子・・・・・いや、違います。

トントン拍子とは順を追ってる感じですが、今回も順は追っていない・・・。

大人(中年)の恋愛ってそういうものなのか・・・。

そうなのかも知れないな、と私は思うようにしました。

 

おいちゃん。余韻を楽しまないタイプなのね…。

おいちゃんと最後に会ったのは2年前です。

その頃は婚活真っ最中で、おいちゃんに”いい人いない?”と聞いた時でした。

そしたら、

おいちゃん「じゃあ、そっちも誰か連れてきてよ。」と。

(いねーよ。)とも思いましたが、ちゃんといきさつを話して、それでもいいって言ってくれた同僚と一緒に行きました。

おいちゃんに”そっち”とか言われたことが面白おかしく、そして、少し嬉しく思いました。

おいちゃんには名前で呼ばれたことはありませんでした。

 

家飲みの後

おいちゃんは出した料理をどれも完食してくれました。

3回目で分かったことは、表情が豊かなタイプでなくおしゃべりではない、ということ。

特にコメントはありませんでしたが、それだけで充分でした。

「あ、これね」と小さな瓶を差し出します。

「お、ゆず胡椒?」当時はまだゆず胡椒がそこまでは世に出回っていなかったように思います。おいちゃんは、熊本出身です。

九州のお土産ということで持ってきてくれたように記憶しています。

思いがけず貰ったのでとても嬉しかったのを覚えています。

二人でダラダラとビールとワインを飲んでまたぐでんぐでんに酔っ払ってしまいます。

そのまま二人でベットへなだれ込みました。

 

夜明け前

そろそろ夜が明けようとしています。

私はまだお酒が抜けきらぬまま、ベットでうとうとしていました。

「なんか・・・なんでも正直に話してくれるから・・・」

と前置きがあり、私の耳元で呟くようにおいちゃんは言います。

実はもう一人会っている人がいる、と。でもその人とは1ヶ月くらい会っていない、とも。

「ふーん。」

とただ聞いていました。

”私とは3週間くらいで3回会ってるし”って。

”お互いの家に泊まり合ってるし”って。

”その会ってる人とはまだ付き合ってはいないということだろうな”って。

悩んでいるんだろうなと思っていました。

”まあ、おもいっきり悩んでくださいな”と、その時は余裕綽々で思っていました。

外が少し明るくなってきました。出勤まではまだ時間があります。

そして、会話はやめ、どちらからともなく自然にまた触れ合いはじめました。

 

もうひとりの彼女

家を出る準備を始めます。

やはり少し気になるもうひとりの彼女・・・。

「彼女はどんな人なの?」
「えーとね。」

おいちゃんはぼそぼそと言います。彼女はこんな人のようです。

・私と出会う1ヶ月前に同じネット婚活(合コンセッティング)で知り合ったらしい
・年齢は49才(おいちゃんの4才上)
・バツイチ
・会社員
・都内のマンションを離婚後に購入している

都内マンション・・・。一流企業で高給取り、もしくは、慰謝料?

いずれにせよなかなかの賢明な女性のよう、と直感で思いました。

それに引き換え、私は

・一応は一流企業ではあるが、ただの美容部員
・お給料は美容や衣類、婚活資金でほぼなくなり
・当然、住まいは都下の賃貸マンション

情けない実情であります。

それでもは私は、

(でもまあ、とりあえずは大丈夫そうかな・・・)

とあまり危機感をもっていませんでした。

 

現実にもどる

一緒に家をでます。

おいちゃんは私が向かう方向でも逆方向でも帰れます。

一緒の方向で帰るかな、と思っていたら、

おいちゃん「いや、あっちから帰る。」

と、いともあっさり言われてしまいました。

「こっちからでも帰れるよ」

「いや、あっちから帰る」とはっきりと断られてしまいました。

女性の家に泊まった翌朝なのに、朝もしたのに、おいちゃんは妙に冷静でした。

好意をもっている人が家に来てくれて夢心地の私は一瞬にして現実に引き戻されたような気持ちになりました。

反対方向のホームにいるおいちゃんに手を振ります。

おいちゃんはいつもの真顔で軽く手を上げます。

と同時に反対方向の電車が来ました。

電車に乗ったおいちゃんはこちら側のホームに目をくれることはありませんでした。

なんだか寂しく感じましたが、まあ、こんなもんだろう、と知った風なことを思っていました。

 


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