【アラフィフバツイチ女性】浮気を繰り返す男との別れ。浮気は病気で治らない。

ネット婚活の大海原で迷走した航海記録 35



アラフィフバツイチ女性 編


ボクが九州、妻が東京でネット婚活を通じて結婚に至りました。

ネット婚活では妻もボクと出会うまでは、いろんな体験をしたようです。

もしかしたら、この経験もこれから婚活を始める人に役立つのではないかということで、記事に起こしてみることになりました。

アラフィフバツイチ女性編は東京を舞台にした妻の体験記です。

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サカモトという男。なかなかのずるさですな。

2年経ってやっと外に向けて話せるようになりました。

誰かに聞いてもらいたかったのはこれから書き記すサカモトというくそ男の話です。

 

「ずっと一緒にいるんだから」攻撃

サカモトは付き合った当初から、

サカモト「もうずっと一緒にいるんだからさ・・・」

などと軽々しく会話の中に入れ込んでくるヤツでした。

それに対してはさすがに、・・・・まあ盛り上がってるんだねと思っていました。

しかしどうして、そう何回も何回も言われ続けると、

(もしかしたら本気でそう思っているのかも知れない・・・・ま、まさかこの時点で結婚まで視野に????)

と思うようになっていきました。

さらにサカモトは愛情表現もストレート、そのストレートさはまるで子供のようでした。

それを”愛情深い”と勘違いしてしまっていました。

交際半年が経ちました。

相変わらずサカモトの”ずっと一緒にいるんだから”攻撃は続いていました。

横浜在住のサカモトと東京都下在住の私、お互いの家を行き来してました。

いつの間にか、私が横浜に行くことが多くなり(私が横浜に行きたかったということも多少ありました)

サカモトの家に化粧品などは置いていたものの、やはり行くたびに準備するのが面倒になってきました。

丁度その頃、私のマンションの更新の時期が近づいてきます。

あつこん「ずっと一緒にいたいと言ってくれてるし、同棲するには良いタイミングかも♪」

サカモトにマンション更新の話を軽く耳に入れておきます。

そして、数週間後に家を訪れたときに提案してみます。

サカモト「う、うん・・・・ちょっと考えておく・・・。」

まさかの気のない返事でした。

 

何をいまさら・・

私は離婚後マンションに引っ越してきた時に思っていました。

あつこん「2年更新か・・・・することはないだろうな。」

全く根拠のない自信です。

まさかホントに叶うとはとほくそ笑んでいたのに・・・あろうことか、難色を示されてしまった。

それも、

サカモト「もうずっと一緒にいるんだから・・・。」

の男からです。

その日の夜、LINEが届きます。

いつになく長い文章です。

(こ、これはいい内容ではないな・・・・)

見た瞬間に思いました。

「あつこん。に隠していたことがあります。僕にはバツイチではなくバツ2です。そして高校生になる女の子がいます。」

頭がクラクラしました。

 

サカモトの告白

ヤツの話を整理すると、こうです。

①『最初の結婚は出来ちゃった結婚。元妻が突然子供を連れて出て行って離婚』

②『2度目の離婚はオレにちょっかいを出してくるオンナがいて、それに不信感を持った元妻とギクシャクしてきて結局向こうから離婚したいって言われたんだ。』

③『なぜ黙っていたかというと(プロフィールを詐称したのは)、バツ2と言うだけでプロフィール検索ではじかれてしまうだろうから、婚歴ではなく本当のオレをみて判断してほしかった』

あつこん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

理解できるような理解できないような言い訳でした。

本当のオレ?浮気を繰り返して2度も奥さんに捨てられたオレでしょ?

1度はあっても2度ってなかなかないんじゃないだろうか。混乱しました。

 

なかなかのズルさ

付き合って半年なんて一番楽しい頃です。

そして、メールの最後はこうです。

『あつこんが別れるって言うならオレは諦めるよ。』

あきらめる、です。

わかれよう、ではありませんでした。

昔の話だし、今のサカモトはちゃんと私を愛してくれているようだし。

(よく言葉に出して表現をする人でした)

別れるなんて・・到底考える事は出来ませんでした。

この夜から数日間、電話で数時間話す夜が続きました。

そして途中からサカモトはあつこんはオレとは別れられないと確信していたんでしょう。

ポロリポロリと真相を語るようになってきました。

 

2度の離婚の真相

サカモトは滑らかに話し始めます。

①『オレが25の時でさ。会社でよく飲みにいってたんだよ。帰りがいつも遅くなっちゃってさ・・・オレが悪かったんだ・・・』
出来ちゃった結婚をして、まだ遊びたい盛りで家庭よりも飲みに行くことを選んだ。

独身の同期と飲みに行くということは、合コンもよくやっていたんでしょう。

②『人数会わせで強引に誘われた合コンでさ、知り合ったオンナがオレのこと好きとかいってきて・・・』

その人としちゃったんでしょうね。

そうでもしないと、さすがに奥さんには感づかれないはず。

女の勘です。

そのちょっかい出してきた女性はともこと言います。

③『プロフィールでバツ1はいいけど、さすがにバツ2だと誰も会ってくれないと思ったんだ』

私に向けての台詞ではなく、すべての女性に対してそう思っていたんでしょうね。

バツ2だったら、私も申し込まなかったと思います。

そして②のともこですが、元妻と別れた後に結局は付き合ったというから驚き。(3年も!!!)

『別に好きでもなかったんだけど・・』意味がわかりませんでした。

そして、私と元妻が同じ名前という偶然に、

サカモト「だからあつこんにちょっと運命を感じたんだよ。今度は絶対別れないって・・・。」

女性ならば到底納得できないような内容の話ですが、私は交際はこのまま続けることにします。

「二度あることは三度ある」ではなく、「三度目の正直」を採用したのです。

 

サカモトという男。病気の始まり。

合コンの2つの謎

付き合いだしたときに、そもそもの話をしたことがありました。

①盛り上がっていたのにもかかわらず、1次会で解散、急ぎ足で退散していったのはどうしてだったのか

②次の連絡が1週間後だったその心理は?

 

サカモトのウソ

サカモト「実は・・・・タバコが吸いたかったんだよね・・・。

プロフィールでは吸わないことにしていたからさ・・・。だって、そうしないとそれだけで検索はじかれちゃって、出会いが狭まりそうだもんね。」

だそうです。

その時は”なーんだ、そうだったのー?”と笑って聞いていました。

”吸わない人”を希望としてプロフィールは公開してましたが、付き合い始めは喫煙非喫煙はそんなに気にしていませんでした。

タバコは男のアクセサリーとも思っていた節がありました。

しかし、部屋の行き来が始まるとこれは大問題となってしまいました。

ヘビースモーカーのサカモト。

部屋の中をぷかぷかしながら歩き回る、灰もそこいら中落とす、灰皿はいつも満杯。

さすがに私のマンションではキッチンで吸ったり、ベランダで吸ったりしてましが、それが面倒になったというもの来なくなった理由だったのでしょう。

 

サカモトのポリシー?

サカモト「実は・・・・1週間後の土曜日にも合コンがあってさ。いや、あつこんとの合コンをしたときにはすでに決まっていたんだよ。」

だそうです。で、

サカモト「あつこんの方が全然キレイでさあ。」

(へ、へえ・・・・・・そうだったんだ・・・。)

比べたかったということだよね?

サカモト「いや、そもそもオレはすぐには連絡しないんだ。がっついているようでイヤじゃん。1週間後に連絡するって決めてるんだ。」

と誇らしげにポリシーを語るサカモトでした。

(いや、ただ比較したかったということですよね?)

と頭の中が?マークでたくさんにはなりましたが・・・そのまま受け流してしまった浅はかな私でした。

 

病的な疲労

サカモトは外資系の保険会社に勤務していました。

私と付き合い始めた頃は、サカモトは銀行に出向していました。

金融自由化によって保険も売れるようになった頃です。

銀行での業務は保険会社とは雲泥の差だったようでそれはそれは過酷だったようです。

サカモトは疲弊していました。

それは日を追うごとに病的になっていきました。

お互いの家を行き来していたのも最初の数ヶ月。

2年半の間、うちに来たのは大袈裟ではなく、3、4回でしょうね。

ほとんど私が横浜に通うようになっていきました。

土日休みは月に1・2回の私でしたので、横浜のヤツの家にお泊まりするのは楽しみではありました。

サカモトが最寄り駅まで迎えに来てくれたのは最初の3回くらい。

サカモト「鍵あいてるから」

オートロックの玄関を開けてもらいマンションの中に入り、エレベーターを上ってヤツの家のドアを開ける。

するとソファーで寝ころがっているサカモトの姿。

あつこん「調子悪いの?」

がお決まりの挨拶でした。

 

デートではなく

歩くのが好きなサカモト。

近所をブラブラ散歩することがよくありました。

ヤツのお気に入りスポットは、川沿いの散歩道、朝から昼から夕から、いつも散歩していたヤツと私。

どんどんヤツの街に馴染んでいくようで、それはイヤな事ではありませんでした。

夜ご飯は外食です。

それも楽しみの一つでした。

8割はヤツの好きな安くて美味しい焼き鳥チェーン店。

1割は近隣で評判の焼き肉屋さんで、残り1割はその他の居酒屋で、すべて近所でした。

ただ、ヤツの家の近所をウロウロすることは嬉しく思っていました。

しかし、ある時ヤツはこう言い放ったのです。

サカモト「普段にあまり金かけたくないんだよね。」

ヤツはいつもご馳走はしてくれていました。

(ふ、普段・・・・?デートじゃないんだ。普段なんだ・・・・)

と考え込んだことがありました。

(そうか、もう一緒にいることが普段であって、それは・・・・そういうことかも???)

といい方に考えることで納得しようとしていた気がします。

 

病気の始まり

そんなある週末のことでした。

サカモト「今回はあつこんの家に行くよ。」

調子が良かったのでしょう、サカモトからこう言うではないですか。

嬉しかったですね。準備も楽しく、ご飯を作って家でマッタリお酒を飲もう♪と張り切っていました。

サカモト「今、電車のるよ。」

17時頃です。

サカモトは17時頃にうちに来る、といっていた時間にやっと最寄り駅を出発。

イヤな予感がしました。

それから15分後です。

サカモト「今、○○まで来たけど○○(ターミナル駅)の電車が止まってるから、ワルい、帰るわ。」

すぐには意味が分かりませんでした。

あつこん「え?帰る?」

サカモト「引き返すってこと。」

悪びれる様子もなくこう言い切りました。

どんなやり取りをしたのか覚えていません。

ただ、久しぶりの私の家のお家デートの中止になったショックとヤツの意味不明の行動がショックとダブルでガツンときました。

何往復かLINEで話したと記憶しています。

デート中止はイヤだったので、「じゃあ、私が今からそっちに行こうか」と提案しました。

今思うと、考えられない事です。

サカモト「ごめん、今日はナシにしよう、オレ、病気だから。」

それ以上は何も言えませんでした。

それはそうかも知れない、サカモトはたくさんの病気を抱えていました。

病気の時もあったし、病気のフリをしていた時もあったし、違う病気だった時もありました。

 

サカモトという男。あつこんの母と横浜で食事。

本命の期間

サカモトは2度の結婚をして、離婚の原因となったと女性とも3年付き合っていました。

サカモト「○○(最初の奥さん)もあつこん(同名の2番目の奥さん)もともこ(2度目の離婚の発端となった女性)もみんなオレの元から去っていったんだよね・・・。」

去った理由、今ならよく分かります。

私の知ってる限り3人の女性との期間は2~3年くらいなんです。

私も2年半くらいですが、しっかりと付き合えていられたのは1年くらいだったかもしれません。

それ以降は、サカモトは新しい出会いを求めていたのですから。

 

私は家族

交際して約2年が経ちました。

私は結婚前提のつもりでサカモトと同居することになりました。

結局そうはなったのですが、どうもスッキリとした返事がなかなか聞くことができずヤキモキしたものです。

ダメとも言わない、けど、いいとも言わない。

「引っ越し業者を頼んでいいのね?○日○日にするよ?」
「うん、わかった・・・」
「荷物結構あるんだけど・・荷物置き場になってるあの部屋をどうにしかしないと・・」
「うん、わかった・・・」

物置になってる部屋をゴミ整理業者に頼んで持っていてもらったのは、なんと引っ越し1週間前でした。

そんな感じだったので、引っ越すことに不安はありました。

が、前日になるとやっと、

「ついに明日かあー明日からあつこん。が家にいるんだー」

と、少しは楽しみにしてるような言葉を聞いてホッとしたものです。

私が引っ越してきては困るようなことがあったワケですからなかなか決心が付かなかったのでしょう。

人としての、それは家族に対するような愛情はもしかしたら持っていてくれたのかも知れませんが、女性としての愛情はすでになくなっていたのでしょう。

だから、別の女を捜すわけですから。

 

信じられない

引っ越しの前に母が上京し、サカモトと3人で食事をします。

サカモトからは一度も「じゃ、ご両親にご挨拶を・・」というような事は言われませんでした。

まあ、「バツイチの40女だし」とも思いましたが、少しがっかりしたことは覚えています。

なぜならば、私は結婚前提のつもりでしたし、両親にもそう話していたからです。

私が母親にサカモトを会わせたかったのです。

土曜日の夕方、横浜で3人で食事をしました。

踏み込んだ話は一切なく、世間話だけで会食は終わります。

7時前には解散し、私のマンションへ母と帰りました。

サカモトも自宅へ帰ったと思っていました。

数ヶ月後。あの後、サカモトは合コンに行っていたことを知ることなります。

 

サカモトという男。今夜はイマイチでした…。

面倒でもお泊まりはしたい

同居する話の前に少し遡ります。

ヤツの横浜のマンションへ通うようになってどれくらいだったでしょうか。

お泊まりする時にはポストに鍵を入れて置いてくれるようになりました。

サカモト「飲み会だから少し遅くなるけど、家で待っててね。」

なるべく一緒に居たいと思っていた頃です。

仕事終わりにサカモトの家に行って、翌日は一緒に休みを過ごし、サカモトの家から出勤する。そんな事を繰り返していました。

次の日の仕事の用意もしてのお泊まりはそれはそれは面倒でしたが、それでもギリギリまで一緒に過ごしたいと思っていました。

 

急な飲み会

あの時はまだ同居の話も出る前、付き合って1年程だったでしょうか。

シフトが出てすぐに泊まりに行く約束をしたので、約1ヶ月前には決まっていたことです。

前日にサカモトから連絡です。

サカモト「ごめん、明日急に飲み会が入っちゃたから、また鍵をポストに入れておくから家で待っててくれる?」

出向先の銀行はホントによく飲み会をしていたので、もう慣れっこでした。

でもまあ、金曜の夜は翌日を気にしないで飲める貴重な日だったので。

少し残念ではありましたが、仕事の付き合いなら仕方ありません。

その夜私はコンビニご飯で適当に済まして、お風呂に入って待っていました。

サカモトは思っていたよりも早く22時前には帰ってきました。

サカモト「ごめんね、職場のやつらなんかと飲みたくないんだけどさ・・・。」

約1年後、サカモトダイアリーにはこの日のことはこのように書いていたのを知りました。

(あつこん。が来るというのに、合コンにいってしまった・・・)

サカモトがこう思っていた頃はまだマシだと思います。

私が本命のようです。(笑)

帰りが早かったのはきっと好きなタイプの女性が居なかったからなのでしょう。

 

サカモトダイアリー

サカモトの家のリビングに本棚があります。

その最上段にはA5サイズの茶色のスケジュール帳が十数冊並べてありました。

あつこん「へえ。几帳面だな。きっと仕事関係なんだろうな。」

スケジュール帳を取っておく心理は分かりました。

(去年の今頃はどんな仕事していたかな・・・)

とか

(あの時のお店はどんな催事したんだっけ・・・)

など、昨年の仕事内容は見返すことが多々あるので、私も去年の分だけは残していましたが引っ越しを機に処分してしまいました。

サカモトのスケジュール帳は扉なしの本棚に並べていたので、ひょいと手を伸ばせばすぐ見れる環境ではありました。

が、見ようと思った事もありませんでした。

しかし、それを見てみようかな、と思うきっかけとなった出来事がありました。

同居を解消する2・3ヶ月前のことです。

 

直感

一緒に暮らしていたある平日。

私は休みだったので、部屋の掃除をしていました。

天気がよかったので、空気の入れ替えをしようと窓を全開します。

ふとベランダに3×5くらいの長方形の厚紙が落ちているのを見つけました。

どこからか飛ばされてきたのか、何か分からないものはあまり触りたくないのでそのまま放置しようとしました。

ところが、なぜかその時だけは気になって拾うことにしました。

江ノ島遊覧船乗船券

とありました。

そういえば、昨日ヤツのデニムを洗ったんだった。

1枚かと思っていた紙は重なって2枚ありました。

入れたまま洗ってしまったのだと思いました。

(江ノ島?いつ行ったっけ?)

と一瞬考えた後、すぐに状況を把握しました。

(私は行ってない。)

以前サカモトに”江ノ島行きたい”と言ったことがありました。

サカモト「江ノ島?別に面白くもなんともねえから行く意味ないよ。」

と吐き捨てられたことがありました。

その江ノ島にあの女といったんだ。

そして、まだ続いていたんだ、と直感しました。

 

嘘とわかる嘘

この時から遡ること数ヶ前、サカモトは朝帰りしました。

前夜、終電を過ぎた時間になっても帰ってこないサカモト。

酔ってどこかで眠り込んでいるんではないか、事故にあったんではないか。心配で何度も電話をかけましたが、でません。

そういえば、前も同じようなことがあったな、と。

その時は、2時過ぎに帰ってきて、上司の捕まっていたと言っていたっけ。

翌日は仕事なので寝ることにします。

ふと目が覚め、スマホを見ると深夜の3時でした。

シーンと静まりかえっています。

リビングに行くとやっぱりサカモトは居ませんでした。

いつもの時間に起きました。

となりにも、リビングにもサカモトはやっぱり居ませんでした。

出勤前、サカモトからLINEです。

「昨日はごめんね。○○と飲んでいて遅くなったから○○んちに泊まったんだ。今、○○のお母さんが朝ご飯作ってくれているから、食べてから帰るね」

へ~

○○とはここいら一体の地主の息子で近所に住んでいる友人の男のことです。

中年の男が近所の中年の友人の実家に泊まる意味がわかりませんでした。

どうして、そんな嘘とわかる嘘をわざわざつくのかが理解できませんでした。

当然返事はせずに、そのまま家を出ました。

 

ただの浮気

その夜、サカモトと話をしました。

「○○の家に泊まってないでしょ?」
「あったりまえじゃん」

開き直っているサカモトを見て、呆れるというか、逆に冷静になれたから不思議です。

この時、別れる別れない、ということは一切考えませんでした。

一緒に住んでいる、という強みが私にはあったから。

サカモトも特に別れ話をする気配もありませんでした。

ただの浮気と高をくくっていました。

ペナルティとして、一緒に父に会ってもらう、ということで今回のただの浮気は見逃すということにしました。

同居するまえから父に紹介していないことは気になっていました。

私はサカモトと再婚するつもりで同居していたので、早く父に紹介したいと思っていたのです。

 

本棚のスケジュール帳

遊覧船のチケットには日付は記載されていませんでした。

(いつ行ったんだろう・・・)

デニムのポケットに入れっぱなしのまま洗った、と考えればつい最近のことと分かること。

しかし、やはり冷静ではなかったのでしょう、本棚にある去年のスケジュール帳が目に入り、

(もしかしたら、スケジュール帳にメモしてあるかも・・)

と本棚にあった去年のスケジュール帳を初めて手に取ったのです。

 

サカモトという男。サカモトダイアリー。

遍歴

サカモトは朝出勤前にスケジュール帳に何かを書いていることが多々ありました。

「何書いてるの?」

サカモト「今日やらなきゃいけない事を書いてるんだよ。」

あつこん「なんだかんだ文句言ってても、真面目に仕事取り組んでいるんだな・・・。」

サカモトは常日頃より、出向先の銀行の文句ばかり言っていました。

(結局は真面目くんだからなあ・・・、だからいつも心身共に疲れ切ってるんだな・・・・)

こんな事もあって、十何年分ものスケジュール帳の中身は仕事の事でいっぱいなんだろうと思い込んでいました。

去年のスケジュール帳に、ここ数週間の浮気の痕跡が残っているわけがないのに、頭が混乱していたのでしょう、手に取っていました。

ページをパラパラしてみると、何も書いていない日が多いことが分かりました。

ふと、見開きを見ました。

えみ

あつこん

ともこ

あつこん

さちこ

えりか

とありました。

一見してすぐわかりました、サカモトの本命の女の遍歴です。

えみ(最初の奥さん)

あつこん(2番目の奥さん、私と同名)

ともこ(バツ2の原因となった女性)

あつこん(私)

さちこ(?)

えりか(??)

頭がクラクラしました。

本棚から私と付き合ってる期間、一昨年分も取り出し。いつもサカモトが寝転んでいたソファに腰を下ろしスケジュール帳を1枚1枚めくり出しました。

 

本命だった頃

同居している私はすでに終わった女でした。

私の後にさちこという女性が存在し、さらに今は次のえりかという女性。

あまりにも衝撃的で頭はクラクラ身体はフラフラしています。

付き合いだした一昨年と昨年のスケジュール帳を棚から取り出し、ソファに座りページを開いていきます。

”仕事メモ”ではなく”女性遍歴メモ”のようなものでした。

その時期に関わりを持った女性の事を逐一書いてる風でもなく、ポイントとなるような事があった日の事を書いているようでした。

私の事も書いてありました。

付き合うことになった横浜デートの日は、

サカモト「あつこんちゃんと付き合うことになったよ!キスもたくさんしたよ!」

とありました。(よ!とかいって、書き方が腹立つ)

時期をはっきりと思い出すことができないのですが、こんなメモもありました。

サカモト「おかしいな・・・。最近あつこんとする気が起きない・・・どうしたのかな・・・。」

だと。

ああそうですか。

これが私がまだ本命だったと思われる時期の最後のメモとなります。

 

ただの同居人の頃

それ以降の私に触れたメモは、

(あつこん。が泊まりにくるのに合コンにいってしまった・・・)

(あつこん。のお母さんと食事をした。いい人だった・・・・・悪いと思いながら合コンに行ってしまた)

の2日間でした。

そして、私の次の本命と思われる彼女のさちこを想う切なさを綴ったページを見ることとなります。

 

サカモトダイアリー「さちこ」の頃①

茶色のスケジュール帳「サカモトダイアリー」の見開きページに本命女性遍歴を記すというアホっぽいサカモトです。

ダイアリーから読み解く、私の次の「さちこ」という女性は、

・バツイチ子持ちのシングルマザー、30代後半
・破天荒な人生
・サカモトとは”遊び”だったようだ
・さちこのマンションで1・2回したようだ
・サカモトが本気になってしまった
・さちこはいつの間にかにマンションを引き払い音信不通となってしまったようだ

こんな感じ。

なんでここまでさちこという女性のことがわかったのか自分でも不思議。

ひとつひとつのメモはほとんど覚えていません。
頭はクラクラフラフラしながらも、瞬きもせずに一心不乱に読んでいたサカモトダイアリー。

さちこのメモはたくさんあったのでしょう。

こんなことを記した日がありました。

サカモト

「さちこの住んでいたマンションまで行ってしまった・・・」

散歩好きのサカモトがやりそうなことだ。

ということは、もしかしたら同じ市内だったのかも知れない。サカモトは3駅くらいは軽く歩く。

「あっ!!」

思い当たる事がありました。あの日に違いない。

 

「さちこ」の頃②

あの日は土曜日。

私が仕事から帰るとサカモトはいつものようにソファで寝そべってテレビを観ていました。

「あれ、今日出掛けたの?」

家ではグレーのスウェットのサカモト。

その日の装いは完全にお出かけスタイルでした。

サカモト「いや、どこにも出掛けてないよ。散歩しただけ・・・。」

ぐったりと疲れているような生気のない声。

心ここにあらずな有り様。

(絶対、出掛けてるやん、なにその格好その疲労感。)

違和感しかありませんでした。

なぜ、そんな嘘をつくのか理解できず、でもまあ別にいいや、と深くは追求しませんでした。

 

「さちこ」の頃③

この出来事より少し前にこんな事があったことを思い出します。

とある金曜日。

サカモト「今日は元上司に誘われちゃって飲みに行くから先に寝てていいからね。」

仕事後に都内まで出るようなことを言います。

土曜日に休みを取っていた私、ゆっくり飲めると楽しみにしていたのに・・・。

元上司なら仕方あるまい。

11時過ぎに寝床についたと思います。

夜中に目が覚めます。

こんなことはまずありませんが、ぱっちりと覚めます。

人の気配を感じず、リビングに行ってみると明かりは付いたまま、サカモトは帰っていません。

1時を過ぎていました。

心配症の私、酔ってどこかで寝てしまってるんではないか。

事故にあったんじゃないか、事件に巻き込まれたんではないか。

電話をしてみますが出ません。

再度してみますが出ません。

もう心配はマックスです。

何度も何度も何度も何度も・・・・どうしたのだろう・・・・と心配マックスのまま、寝てしまったようです。

サカモト「あつこん・・・。ごめんね。」

サカモトが私の枕元にいました。

時計をみると2時を過ぎていました。

「あ、お帰り。良かった、どこかで寝ちゃってるかと思ってね・・・・」

「ほんとにごめんね・・・元上司は近くに住んでいてさ・・・○○(最寄り駅)まで一緒に帰ってきて○○のスナックで飲んでいたんだ・・・」

(ああ良かった・・・・無事だった・・・・)

とホッとしてまた眠りについたのでした。

その時は疑いもしませんでしたが十中八九さちこの家にいたということをサカモトダイアリーを見て確信しました。

 

サカモトという男。修羅場。

現在進行形の本命の女

私が見逃した”朝帰り”の時はえりか、”江ノ島遊覧船”もえりか。

江ノ島遊覧船乗車券を見つけた後、発作的にサカモトにLINEを送っていました。

(今度私も江ノ島に連れて行ってね)とイヤミたっぷりに。

仕事中にもかかわらずすぐに返信はきました。

サカモト「え?江ノ島?なんのこと?」

(遊覧船チケットが2枚ベランダに落ちてたけど)

サカモト「そんなことで送ってくるなよ・・・。」

腹立つことにやや逆ギレのサカモト。

ホント、腹立つ男だ。

去年のダイアリーにはえりかの事は書かれていませんでした。

今年に入ってからなのでしょう。

ここ数ヶ月といったところかと思われました。

この時点ではまだ少しの余裕はありました。

一緒に住んでるのは私だ、と。

 

怪しい行動

少し前に誰かとLINEをしていたサカモト。

それも私に隠れることなく、ソファに寝っ転がりながら何往復も。

すごく気になりましたが、あそこまで堂々とLINEをしていると言うことは、やましいことは何もないということに違いないと思いたかった。

サカモトはあそこもキレイに脱毛していました。

それはあるとき、急に、でした。

「え、なになに?どうしたの??」

見た瞬間びっくりして突っ込んでしまいました。

サカモト「んだよっ・・・そんなのいいだろっ・・・」

となぜか逆ギレしていたサカモト。

その時一瞬でこう思いました。

(もしかして・・・・女にいたずらか何かで剃られたのかな??)

シモの異変は女だということはすぐ理解できました。

そして、ダイアリーのメモの意味がこれで結びつきました。

サカモトは脱毛サロンに通っていたのです。

チケット○枚・・・・あと○枚・・・・とはそういうことか、と。

他の女の前で脱ぐことがあるのでキレイにしていたのでしょう。

 

修羅場の前

とにかく今夜はサカモトと話をしなければ。

意外と落ちついていました。

私が休みの日は夜ご飯を作っていました。

その日もいつもと同じようにちゃんと作って待っていたはずです。

サカモトが帰ってきました。

いつものように食卓に座ってご飯を食べて食卓をキレイに片付けて、

「ちょっと話そうか」

私から切り出しました。

このあたりから記憶が混乱しています。

場面場面の記憶が蓄積されており、時間軸がズレてしまっているかも知れません。

多少の話の流れのつじつまが合わないかもしれません。

サカモトは完全に開き直っていました。

腹の立つことに、やっと本当の事を言えてホッとしているようにも見えました。

「じゃあ、この間の朝帰り・・・・もそうなの?」

サカモト「あっっったりまえじゃん・・・ははは・・・。」

「う、うん、へー」としか言えませんでした。

 

修羅場

「どういう人なの?」

サカモト「同い年のバツイチで・・・」

ネット恋活だか婚活だかで知り合ったそう。

えりかと言うその女は東京のK市在住、元タレント(全く見たことも聞いたこともない)。

都内企業の受付嬢、40過ぎてはたいしたもんだ。

サカモト「すっごいキレイでさー見る?」

とスマホを私に見せます。

SNSのなんかの写真でしょう。

確かにキレイな女でした。

「どうするの?」
「LINEするよ。」サカモトはスマホをパチパチ打ち始めます。

どうやら、えりかに嘘を付いていたことを告白するようです。

「送信したよ。ほら、ね?」

と送ったLINEの画面を一瞬見せます。

誰に送ったのかも内容もわかるはずがありません。

数分後、既読になったよ・・・、と。

それから、サカモトはスマホを気にし続けます。

もう一度聞きます。

「どうしたいの?」

サカモト「そりゃあ、一度えりかとちゃんと付き合ってみたいよ。」

涙が出ました。

「・・・・どうすんのよ・・ソファもベッドも冷蔵庫も洗濯機も・・みんな捨ててここに来たのに・・・・」

涙が止まりません。

「何で引っ越して来ていいって言ったのよっっ!!!!」

叫んでいました。

今までこんな風に人に言い放った事はありませんでした。

両親に紹介するために北海道にも二人で行き、再婚すると安心していただろう両親。

(死のうかな)

一瞬本気で思い、黙って席を立ち風呂場に向かいました。

 

サカモトという男。生まれ変われたらいいのに。

哀れな

家財道具をほとんど処分してサカモトのマンションに引っ越してきました。

「どうせ、新しく色々と買うからいいんじゃない?」

とサカモト。

「このマンションは誰かに貸して、その家賃でもう少し大きなマンションを借りる?」

とも言っていました。

引っ越しが決まってからもサカモトはなかなかはっきりしない態度。

何度も何度も、ホントにいいの?、と確認したものです。

あつこん「この洋服ダンスとドレッサーは持って行くし、あれもあれも・・・・どこに置いたらいいの?」

サカモトは部屋の整理をなかなかしてくれません。

引っ越し1週間前になって、漸く物置と化していた5畳の部屋を片付けていました。

そこに私の荷物を置けということのようでした。

サカモト「どうせいずれ引っ越すんだからとりあえずいいんじゃない?」

結構処分してきたつもりでしたが、5畳の部屋は私の荷物でいっぱいになりました。

そこに私の布団を敷くのもギリギリでした。

サカモトはこう言い放ちました。

サカモト「仕事の日は落ち付かないから、一人で寝たい。」

(ウソデショ?????ナニイッテルノ?)

信じられませんでした。結婚したらどうなるんだろうか。

自分がベットに使っていたテンピュールマットと掛け布団、使い慣れた枕を持ってきて良かった・・・。

納戸のような部屋で1・2週間は寝ていたような気がします。

哀れでした。

それからは、寝室で寝るようになりました。

サカモトのセミダブルのベットの下で布団を敷いてですが。

ただただ哀れでした。

 

死ねるわけない

そんなことも走馬灯のように思い出され、風呂場に向かっていました。

再婚するつもりで荷物を整理してきていたので、ほとんど何も残っていません。

これからどうしたらいいものか・・・・絶望しかありませんでした。

風呂場にあるサカモトのカミソリを手首に。

力が入りません。

泣きながらもう一度手首に持って行きます。

恐怖しかありませんでした。

死ねるわけがありません。

その時、サカモトがやってきて

「・・・あっっ・・なにやってんだよ!」

自分の家でそんなに好きでもない女に血でも流されたら困るよね。

そんな捻くれた考えしか頭には浮かびませんでした。

実際、それに近かったと思います。

 

浅はかな自分を嘆く

「とりあえず風呂に入りなよ・・・・」

さすがのサカモトも意気消沈してこう呟きます。

湯船に浸かると涙がこぼれ、声を出して泣き続けました。

40過ぎのおばさんの呻くような泣き声は浴室で響き渡ります。

「あつこん。・・・・大丈夫・・・・?」

返事はしませんでした。

何を考えていたのかな。

ただ大丈夫じゃないのは確かで、何が悪かったのか考えていたような気がします。

よくよく考えたら、サカモトからは”一緒に住もう”とはっきりと言われたことはりませんでした。

”一緒に住んだらさあー”とか、”3LDKくらいはほしくねえ?”とか、”中古でいいよな”とか。

再婚したい私にはそれがほぼプロポーズのように聞こえていたのは確か。

実際に新築マンションのモデルルームを見に行ったこともありました。

 

失敗の始まり

思い起こせば、そんなことを言っていたのは付き合ってすぐの頃でした。

それから2年経ち、私だけが当時の気持ちのままで、煮え切らないサカモトの尻を叩くような形で、強引に事を起こしてしまった。

私が強引に話をすすめたこと、それが失敗の始まりでした。

せめて、引っ越しをせずにいたら・・・

精神的、物理的ダメージは今ほどではなかったことでしょう。

人の気持ちは変わるもの、自分がよく知っていたはずなのに。

 

3人にメールする

翌日は仕事でしたが、とても出勤する気分にはなりませんでした。

当時の派遣先は私がお店の運営は任されていました。

明日は特に大事な仕事もなく、体調不良ということにして休みを交換しようと思っていました。

お風呂から出るとサカモトはソファにいました。

いつもは寝っ転がっている時間でしたが、座ってぼーっとテレビを見ていました。

私は無言のまま寝室に行き、お布団に入りました。

3人にメールをしました。

内容はほぼ同じで、”サカモトがひどい浮気をしていてショック”というもの。

一人目は母親。

特に仲良し親子ではありませんでしたが、どうしてだったのでしょうか。

二人目は同僚のともこ。

最初からずっと話を聞いて貰っていたのはともこだけでした。

三人目は学生時代からの親友のようこ。

結婚して横浜に住んでいたようこ、私が横浜に引っ越してきてから昔のようによく会っていました。

三人からすぐ返信がきたのを覚えています。少し落ちついたのかすぐに眠りにつきました。

 

シフト表

翌朝。

サカモト「あつこん。起きないの?仕事でしょ。」

いつもの時間に起きない私に声をかけます。

冷蔵庫に私のシフト表を貼っていたので勤務日が分かるのです。

「今日は休むの」顔を見ずに答えました。

(ああ、そういえば・・・)と、思い出した事がありました。

 

一緒に暮らし始めてから、生活に慣れるまでは・・と、シフト表をなんとなく冷蔵庫に貼っていました。

2・3ヶ月経ってだいぶ慣れてきたので、以前のように手帳で管理することにします。

ある日のこと。

サカモト「・・・んだよ・・・これじゃあ、あつこん。の予定がわからないじゃんよっ!!」

と声を荒げるサカモト。

何事?!とびっくりしましたが、

(そうか、私の土日の休みを把握したいのね(私とゆっくり出来る日))

と思い、と再度、冷蔵庫にシフト表を出したことがありました。

しかし、それはそういうことではなく、私が土日出勤の日を知りたかったのだと。

さちこやえりかやその他の女との約束をするために。

昼間に布団から這い出て、再びサカモトのダイアリーを見ようと本棚を見ると一昨日はあった去年と一昨年の分はありませんでした。

あ、ヤツの手元にあるんだな、とすぐ思いました。

そういばサカモトは、「エリカとちゃんと付き合ってみたいよ」とはいったけど「あつこんと別れたい」とは言いませんでした。

きっと今までずっとこんな風に同じことを繰り返していたんだな、とは後になって分かったことです。

 

サカモトという男。だめだこりゃ。

浮気を繰り返す

結局、ダイアリーによると、私と付き合っていた2年半、少なくとも1年以上は他の女と接触し続けていたようでした。

現在の本命のえりかはパーフェクトな女なんだそうだ。

だから、運命的なパーフェクト女のえりかとちゃんと付き合ってみたいということなんだそうだ。

それは嘘だ。

きっとえりかはちゃんとサカモトと付き合ってる気でいる。

サカモトはそういう言い方をするだけで私には、

「別れたい。」

とは一言も言わないずるい男だ。

私にバレたので、現状をえりかに告白した、ということになっている。

がしかし、それもきっと嘘だ。

告白したのは、実は自分はバツ2で高校生の娘がいる、ということではないかと思う。

私にも付き合ってからの告白がそうだったから。

そして、サカモトはわかっている、えりかは許してくれると。

それからはただ朝起きて夜に寝る。そんな生活が数日続きました。いつもふてぶてしかったサカモトは幾分しおらしいようにも見えます。

 

どうしたらいいものか・・・

サカモトはどう思っているのか。

私に出て行って欲しいのではないか。

別れたいんではないか。

私はどうしたらいいのかわかりませんでした。

「はいそうですか、では結婚はなしにしましょう。」

と考える事は出来ませんでした。

結婚するつもりで家財道具を処分して引っ越しをして、少しの貯金と20代の頃からやっていた個人年金も解約して新生活の為に使ってしまったのですから。

数日間、サカモトとは面と向かってこれからの話はしませんでした。

その代わり、通勤中にLINEで話をしていました。

通勤経路は下りで人もまばらな車内だったので涙も我慢しないでぽろぽろ流していました。

 

決定打

1週間たった頃だったでしょうか。

サカモトは相変わらず私の前ではしおらしくしているように見えました。

いつものようにソファで寝っ転がってテレビを見ながらうつらうつらし始めまたようでした。

その時、ふと思ったのです。

”今年のダイアリーはこのバックの中にあるな”

今、サカモトが何を考えているのか知りたくなりました。

サカモトのビジネスバックに初めて手を入れました。

すぐにダイアリーは見つけることが出来ました。

なんの躊躇もなくページを開きました。

見開きには見覚えのある本命遍歴が記してありました。

去年のものとは変わらず、最後の本命は(現在の本命)えりかで変わりは無いようでした。

パラパラと最近の日付のページを開きます。内容は覚えていませんが女の事が書いてありました。

えりかではない別の女。

(ああ、もうだめだ。おわったーーーーーーー)

脳内の靄が一気に晴れ、すっきりと明瞭になったようでした。

その瞬間私は、うたた寝しているサカモトのお腹のあたりを叩きながら、

「もうだめだ、もう終わりね、もうやだやだやだっ!!!」

叫んでました。

サカモトはすぐに目覚め、目を見開き、

「やだ、やだ、やだ、やだ、あああああーーーー」

と大声を出しながら私の腕を摑んできました。

それを振り払い、私はそのまま寝床につきました。

 

台風一過

翌日からネットで物件探しを始めまます。

決めてしまえば早いのはいつものことです。

1ヶ月でサカモトの家を後にしました。

今となっては、荷物を全部広げていなかったので、あっという間に引っ越し準備がおわり。

数ヶ月前に引っ越し準備をしたので、慣れていたということもありました。

その最中、サカモトは。

サカモト「ほんとに出ていくんだ。」

とか

サカモト「1年持たなかったなあ・・・。」

などぼやいていました。

何も期待しないというのはなんて楽なんでしょう。

出て行くまでの1ヶ月、サカモトと過ごした日々の中で最も平穏無事に暮らせました。

サカモトもこの期間は大人しくしていたように思います。

引っ越しの日の朝。

先に出勤するサカモトを玄関先で見送る時に私は、じゃあね、と一言だけ。

あっさりとしたものでした。

サカモトはエレベーター前からスマホで写真を撮っていました。

数分後に送られてきたLINEには、

「同居最後の日」

と題名を付けて私が玄関先で見送る姿の写真を送ってきました。

まったく響かずに速攻で削除しました。

めんどくせーヤツだ。

恐らく、今日のことはきっとサカモトダイアリーに記すことでしょう。

そうそう、住民票を作るときにサカモトの住民票に同居人として入ったのですよ。

これって残るのかなあ、足跡は残したつもり、ははは、ざまーみろ。

そして、同居解消した時点ではなんと、まだ別れ話はしていませんでした。

サカモト「とりあえず、離れて暮らすだけだからさ。」

その時私はどう思っていたのかは忘れましたが、もろもろのストレスから解放され快適なひとり暮らし。

強烈すぎたサカモトとの生活の記憶は日一日と思い出すことはなくなり、思い出したとしても、なんにも思わなくなっていきました。

 

エピローグ” ”浮気は病気”

サカモトの話は約3年前のことです。

今回の経験ではっきりとわかったことは浮気は病気ということです。

浮気を1度したことがある人は2度目・3度目の浮気がある。そしてこの病気は治らない、だから、繰り返します。サカモトは重傷なので結

婚2回してますからね。

そして、私が再婚したすぐあとに3回目してますからね。

もう危篤だ。

私は声を大にして言いたい。

離婚理由が浮気や女絡みだとわかった時点で、その男とは結婚はやめた方がいいと思います。

自分が最後・・になんかなりませんから。

もう一つは、女性は基本、受け身がいいということです。

もし何かしたいことがあったら、自分から言ってするのではなく、

「○○したいなあー♪」

と言って、叶えてくれるくれる男性がいいです。

してくれない男性は大切にしてくれてないということ。

これが今回、貴重な学びとなりました。

 


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